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リレーメッセージ

三重肺がん患者の会

「三重肺がん患者の会」代表 大西幸次


 私は、2007年1月「肺腺がんステージ3a」(右中葉に3cm程の腫瘍とリンパ節転移有)の告知を受け、手術出来ず放射線+抗がん剤治療を行い、2016年まで幸いにも転移・再発無く元気に仕事もしています。

 初めて抗がん剤が自分の体内に入ってくる時「同じ治療を受けて、治った人いるんかなぁ?」と、ものすごい不安感を覚えました。
 看護師さん達は「治った人もいるから・・」と元気付けてくれましたが、実際にこの目で治った人を見てみたいと思った経験から、治療終了して3年後に三重県がん相談支援センターのサポーター登録を行い、患者サロンに参加しました。

 そんな中、肺がん患者だけのサロンを開いて欲しいとの声が有り、2013年10月第一回の肺がん患者サロンを開催し、その後偶数月の第一日曜日に継続開催中です。
 この肺がん患者サロンには、患者・家族だけでなく私の主治医もアドバイザーとして参加いただくことがあります。最新の治療方法や治療内容についての相談にも乗っていただいており、普段は時間が無く聞けない事も丁寧に教えていただけます。

 2015年6月に横浜の肺がん患者会から患者サロンの運営方法等について相談のメールをいただいた事を皮切りに、北海道の肺がん患者会及び神戸の肺がん患者会など全国の肺がん患者会と連携する事が出来、2015年11月に横浜で開催された日本肺癌学会で各患者会が一同に集まり「日本肺がん患者連絡会」を結成しました。
 日本肺癌学会と日本肺がん患者連絡会が共同で、免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ(オプジーボ)の早期承認を厚生労働省へ要望書の提出を行い、12月の承認を得ることが出来ました。

 三重肺がん患者の会は、これからも「共感と支援」「患者力アップ」「アドボカシー活動」の3つを目標に活動していきたいと考えています。


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